おもしろ発見アイテム No.Papa019: 地下鉄の乗り方
〜 あなたを信用していますよ 〜
今回は身近な足「地下鉄」についてです。
ここ、北東イングランドの町「New Castle」にも小規模ながら地下鉄が 走っています。
City Centreを中心に東西に4つほど短い支線がある程度なので、日本で 言うと札幌の地下鉄をもう少し小規模にしたくらいでしょうか。
でも、バス路線とともに市民の生活をしっかりと支えています。
前置きはこれくらいにして、その「地下鉄」の特長についていくつか書いてみます。
1)METRO?
ご存知の方も多いと思いますが、Londonの地下鉄は「Underground」とか 「Tube」と呼ばれていますが、ここNewcastleでは「Metro」と呼ばれています。
どの呼び方も同じ地下鉄を意味するのですが、「Metro」はフランス語を語源 としている為、Undergroundよりも「ハイカラ」に聞こえるそうです。
同じ国の中で、敢えて違う呼び方を使っているのは、地方の「意地」でしょうか?
電車の小汚さはどちらも変わらないんですけど・・・
そういえば、日本の首都圏も「東京メトロ」に変わったそうですね。
2)検札
Metroには入出場時の検札、つまり、改札でのキップ確認がありません。
乗客は自分で目的地までのキップを買って、無人の改札を通って電車に乗り、 目的地でも無人の改札を通って勝手に出ていきます。
「Day ticket(一日券)」などを持っている人はキップ販売機にさえ寄らないので 正直言って、キップを持っているのかどうかもわからないんです。
日本人には少し不思議なルールですが、英人は「英国社会では当たり前の ”Honest system”の一例だ」と説明してくれました。
つまり、
英国人は"Ladies & Gentlemen"だから、本来正直であり、ズルはしない。
→だから、全員のキップをいちいち確認する必要はない。
と、いうことらしいです。
英国発祥のスポーツであるゴルフでは、スコアを自分でつけるのも、この ”Honest system”に基づいているとも言っていました。
でも、改札口には、以下のような表示もありますので、乗客をどこまで信じて いるのかは?ですけどね・・・
”係員がキップ提示を求めた場合に提示できない場合は罰金£20を いただきます”
ズルする人が多少いたとしても、余計な人件費や設備を必要としないこの合理的 なしくみに比べると、自動改札などで徹底的に管理する近代的なやり方は、 なんだか「冷たさ」を感じてしまいます・・・
ちなみにLondonのUndergroundには自動改札が整備されています。
町が大きくなるに従って、Honest systemは通じにくくなってしまうのでしょうか?
ちょっと寂しいですね。
3)割引
地下鉄の料金は目的地エリアによって3段階に分かれていますが、 もっとも近いエリアまでの料金は以下の通りです。(2004年12月現在)
大人片道 £1.30 (260円)
大人往復 £1.60 (320円)
1日券(乗り放題) £2.00(400円)
子ども片道 £0.50 (100円)
特徴1:英国の交通は地下鉄に限らず、往復で買うと大きな割引があります。
特徴2:乗り放題だともっと割引になります。
特徴3:子どもは優遇されているので、大人の50%以下です。
先日、日本から高校時代同級生だった友人が我が家に遊びに来ました。
はじめての日本からのお客さんでした。(嬉)
英国中部から片道6000円、往復8000円の電車で来た彼が、 「なんで1個30円のみかんが2つ買うと40円になるんだ?」と その料金体系に驚いていました。
同じ発想をこのMetroに当てはめると、こんな説明になりますかね。
「1個130円のりんごが2個で160円、食べ放題だと200円!」
ここにも「たくさん買えば安くなる」という英国らしい考え方が出ています。
これもスーパーの「Buy 1 Get 1 FREE」と同じ発想ですね。(No Mama005参照)
街では、他にも「Honest system」に基づくしくみをよく見かけます。
また別のページで紹介しますね。

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