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おもしろ発見アイテム No.Papa022: イギリス人の価値観 格安航空券

〜 安さ > 便利さ ? 〜

前回の「サービス」に関連して、英国人が安さを好んでいる事例を ご紹介します。

皆さんもご存知の通り、欧州では飛行機による移動がポピュラーで、 日本で新幹線や特急電車に乗るのと同じくらい気楽に利用します。

そして、英国を基点としている航空会社の中で、「安さ」で爆発的な 人気を集めている航空会社があります。

その名も「Easy Jet(イージージェット)」!
みんな「Easyに利用できて便利!」と言っています。(これホントです)

料金はフライトの時期とTicket購入タイミングによりますが、
たとえば、来年4月後半にイタリアローマへの家族旅行を、今11月に予約すると 以下の通りです(以下Easy Jetのホームページコピー)。

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Your flight shopping basket for
2 adults, 2 children (under 14 years)

Flights Tuesday 25 April
Newcastle to Rome Ciampino
flight 6471; dep. Tue 25 Apr 07:35
arr. Tue 25 Apr 11:30
£20.99
(per person)

Saturday 29 April
Rome Ciampino to Newcastle
flight 6470; dep. Sat 29 Apr 10:35
arr. Sat 29 Apr 12:40
£17.99
(per person)

Cost of your selection
Airfare per adult or child £38.98
(per person)

Taxes and charges per adult or child £13.00
(per person)

Total amount due:
2 adults, 2 children (under 14 years)

£207.92
(total cost)

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なんと、家族4人で往復£207.92(約42000円)です。
安いですよね〜 (2005年時点の料金ですのでご注意下さい)

でも、このPriceは「出血大サービス」で提供している訳ではなくて、 この安さを支える"Easy Jet"ならではのビジネスモデルがあるんです。

その特徴を紹介しますね。

1)予約

インターネットでのオンライン予約制です。
Flightと値段を確認して、その場で予約してカード決済します。
もちろん今流行の「チケットレス」です。

→ これなら「人件費」も「Ticket発行費用」もかかりませんね。

2)変動価格

半年程前から売り出し、需要やTicketの売り上げ状況によって 値段が変動します。

一般的には発売当初は「安価」で販売を促進して、残席数が減って いくに従って値段が上がります。出発前に残席があると 「£0.9(200円)」などで叩き売りされることすらあります。

以前、家族旅行の検討で値段をチェックしていたら、 ”ちょっと”考えているうちに値段が"£5/person"上がって、悔しい 思いをしたことがありました。

→ 発売段階での購買を促進するとともに、需要と売値をバランス よくコントロールすることで利益が確保できるようにしているんですね
すばらしいシステムです。

3)従業員

チックインカウンター、機内ともに従業員は見るからに「アルバイト」 です。「Easy Jet」の上着は着ているものの、下はジーンズだったり しますのですぐ分かります。

でも、一応、教育は受けているようで、最低限のサービスレベルは 維持できているようです。

→ 労務費単価も抑えています。

4)座席指定

席は全席自由席です。
チェックイン時にもらう搭乗券には座席番号は記入されていなくて、 その代わりに「搭乗整理番号」が記載されています。

搭乗時は「はい、1番から30番までの方からまずどうぞ」という風に、 「搭乗整理番号」順に搭乗案内されます。

ただし、
ここは紳士の国英国ですから、身体の不自由な方と小さな子供を 連れた家族は整理番号にかかわらず、優先で搭乗させるんですよ。

整理番号はチェックイン順に発行されますので、良い席が欲しければ 早めにチェックインすれば良いんです。単純ですね。

→搭乗者総数だけを管理して、座席管理はしないんです。
これなら、手間も省けます。

5)機内サービス

機内での食べ物、飲み物は全て有料で、欲しい人だけが買います。
サンドイッチ、スナック、飲み物など揃えていますが、地上価格よりは 少し高めです。

安く旅行したい人は搭乗前に食べ物・飲み物を買い込んで、機内で 食べています。もちろん文句は言われません。

機内雑誌も離陸後に配られて、着陸前に回収されます。
「ご自由にお持ち帰り下さい」というシステムではありません。

→ 機内での経費を徹底的に抑えています。

通常の航空会社では飲み物も雑誌も無料でハッピーですが、
その分がTicket代に既に入っていると考えると・・・・
Easy Jetのシステムはより明朗会計です。

以上の通り、徹底的に費用を抑える工夫をして、安い値段でのFlightを 提供しています。

豪華な旅行は期待できませんが、飛行機をただの「移動手段」と捕らえ ればこのレベルのサービスでも良いと言えます。

知り合いの英国人にも移動はEasy Jetで交通費を浮かせて、その分 旅行先で豪華に過ごすようなHolidayを過ごす人がよくいます。

サービスを期待しなければ、こんなビジネスモデルもあるんですね。 勉強になりました。

Easy Jetの費用削減の徹底さには脱帽ですが、
パイロットと整備士だけはアルバイトでないことをいつも祈ってます(汗)


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